国土交通省では、自動車ユーザーや自動車関係の事業者の皆様のさらなる利便性向上のため、自動車登録手続きのデジタル化に取り組んでいます。
現在、車検証の交付を受けるためには運輸支局等への出頭が必要ですが、車検証を電子化し、整備事業者等の事業所等において車検証の有効期間を更新する仕組みを新たに導入することで、車検時の運輸支局等への出頭を不要とする制度とシステムを導入します。
従来の車検証がA4サイズに対し、電子車検証はA6サイズ相当の厚紙にICタグを貼付したものになります。
電子車検証では、変更登録等による記載事項の変更を伴わない基礎的情報(A)のみの記載となります。その他の車検証情報はICタグ(B)に格納されます。ICタグに格納された情報は、汎用のICカードリーダや読み取り機能付きスマートフォンで参照可能です。
二次元コード(C)は券面に印字しますが、従来二次元コードから取得可能であった情報のうち、「自動車検査証の有効期間」のみ確認することはできません。
※車検証閲覧アプリの読み込みに二次元コードを使うことは出来ません。(ICタグを読み取る必要があります。)
現行の車検証情報はICタグに全て記録
汎用のICカードリーダで読み取り可能(読み取り機能付きスマートフォンにも対応)
現行の車検証情報はICタグに全て記録
汎用のICカードリーダで読み取り可能(読み取り機能付きスマートフォンにも対応)
備考欄情報(券面表示・券面非表示)については下記「備考欄情報(PDF)」を参照してください。
二次元コードに記載されている内容については下記「二次元コード記載項目一覧(PDF)」を参照してください。
ICタグに格納された車検証情報は「車検証閲覧アプリ」から確認することができます。
※電子車検証及び車検証閲覧アプリが普及するまでのしばらくの間は、電子車検証発行時や更新時にICタグの内容も含めたすべての車検証情報が記載された「自動車検査証記録事項」を発行します。
「自動車検査証記録事項」は、車検証のように車両運行時に自動車に備え付ける義務はありませんが、電子車検証のICタグに記録され、券面で確認できない事項を容易に確認できるよう、電子車検証の交付時に補助的にお渡ししているものです。
ICタグに記録された情報はスマホ等で「車検証閲覧アプリ」を使って確認することができますが、スマホの操作に不慣れな方などは、電子車検証の券面で確認できない事項を容易に確認できる書面となりますので、事業者の方は電子車検証とあわせて「自動車検査証記録事項」を必ずお客様にお渡しください。
車検証のICタグを利用した、「車検証の空き領域利活用サービス」が令和7年度中に開始予定です。
紹介ページを公開していますので、詳細は以下のリンクからご確認ください。
よくあるご質問はこちらを参照してください。